東京SP研究会トップページ > コラム:日下隼人 > No.145
定年になって暇ができたので、何度か温泉に出かけました。旅館を選ぶために調べてみると、温泉旅館やホテルについていろいろなコメントを書いているブログがたくさんあり、そのブログの一つで次のような文章に出会いました(一つのブログの中のいくつかの文章をくっつけましたので、原文通りではありません)。
心からお客さんに楽しんでもらいたい、って思ったら
おのずから声にも張りが出るし
表情も楽しげになるし、
言葉だって、あふれてくるものじゃないですか?
あの、きらきらサービスマンに共通してたのは
彼ら自身が、サービスを心から楽しんでたってこと。
お客さんに喜んでもらえる幸せ、
それがわきだして、まわりにふりまいている感じ
上機嫌の霧みたいなのが彼らをとりまいてた。
サービスのテクはともかく
スタッフが楽しそうで
宿に対する愛情が感じられる。
そういうところに泊まりたいんだ、ってこと。
「お客さん」を「患者さん」に、「楽しんで」を「快適に過ごして」に、「サービス」を「ケア」に、「宿」を「病院」に読み替えてみて、私は少しジーンときてしまいました。「そういうところに入院したいんだ」って。(2013.10)