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2005年 日本医学教育学会 ワークショップ
医学教育に今,社会が求めるもの(医学教育へのフィードバック)
医学教育に今,社会が求めるもの(医学教育へのフィードバック)
コーディネーター 東京SP研究会代表・厚生労働省社会保障審議会医療部会委員 佐伯 晴子 立命館大学大学院先端総合学術研究科 教授 松原 洋子 報告者(話題提供者) NPO法人 楽患ねっと 副理事長 岩本ゆり NPO法人 ALS/MNDサポートセンターさくら会 主宰 川口有美子 独立行政法人国立病院機構新潟病院 副院長 中島孝 今,日本の医療には透明性と説明責任が求められている.個々の患者さんとのコミュニケーションを基本とした信頼関係を構築するのと同時に,「患者の視点」を尊重し,住民・国民と医療提供側の合意に基づいた医療の実現が今を生きる私たちに課されている.そのような課題に,今の医学部教育や研修医指導は応えているのだろうか? 現実に患者さんやご家族は医療を受けてさまざまな思いをもつ.現場でどんなことが起こっているのか,研修医に限らず現場の医師たちに対して,あるいは医療に対して,社会の人はどんなことを感じているのだろうか.また,病院の医師は医学部の教育をどう評価しているのだろう. 患者さんやご家族からの報告と現場の医師からの報告を聴く.医学教育が今すぐ対処すべき問題も呈示されるかも知れない,医学教育の枠を超えて広く議論を深めるべき課題も含まれているだろう.医学教育の限界を感じることになるかもしれない.報告をふまえて,参加者(医学教育者・医学生・研修医)のグループ別討論とグループ発表を行い,報告者をまじえて総合討論をおこなう. 現場が求める医療者育成の観点から医学教育のあり方を考えたい.是非多くの医学生にも参加してもらい,次世代の医学教育へ具体的な改善策を講じる第一歩にしたいと思う. |