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2005年 日本医学教育学会大会 発表
医療者本位で模擬患者を「使う」限りは、医療に信頼は取り戻せない
東京SP研究会は今、多忙
● 共用試験の本格実施 ● いまどきの若者 ● 機能評価 ● 患者中心の医療 ● OSCE評価の前に実習を ■ SP養成が急務 ■ 医学に追いつけ追い越せ 歯・薬・看 いいことではあるのですが
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10年経っても変わらない
● 生きた教材として奉仕する (誰のため?) ● 患者が勉強する ● 本物の患者を傷つけない (SPはいいのか? ● 患者の権利意識が高まって使えない ● 役者は値段が高いから ● SPさんを使う ● 交通費要りますか? (東京から片道6時間) |
さらに新しい現象
「試験のときにも必要ですか?」 「敬語は使わないといけないんですか?」 「痛い検査ですが、ご自分のことですからがまんしてください」 |
SPは片目をつぶっている
何年たっても変わらない大学 何度OSCEをしても、蓄積されないノウハウ 教員どうしのコミュニケーション不足 OSCEの点が悪くても再教育しない 誰にでも「よくできてるよ、合格だ」 教員の服装・態度・言動がどうも・・・ |
一番問題なのは
● 医療者の使命を伝えようとしていない ● 国民が求める医療と医療者のあり方を念頭においていない 医学は個人の学問 個人の仕事? 社会の評価と信頼は置き去り? |
医療者を育てる責任はどこに
「研修医として採用したくない学生」 育てたのは誰? 放置したのは誰? その研修医に診られるのは誰? 医療の信頼回復は、医療者育成における 責任の自覚から始まる |
模擬患者は社会とのパイプ
● 医療は、患者と医療者の協働作業
● 医療者育成は、教育者の責任 ● 「させる」姿勢では、協力は得られない ● 医療の信頼は、対話から始まる |